アラジンブルーフレームヒーター　32型(P320051)です。1972年の1年間のみ生産された上に、前期型の火消し装置スナッファー方式の完動品は、かなり数が少ないようです。数あるアラジンのなかで、シンプルなフォルムと安全性を兼ね備えたレアな一品と思います。　いったんすべてバラして、錆とり、錆止め処理、研磨を行い、再度、組み立てました。タンク内も洗浄しました。チムニー内部はもともときれいでしたが、マイカも芯（英国製！）も新品に交換しています。15型などと比べると、チムニー内部に部品が組み込まれ、けっこう手間がかかります。　年数を考えると保存状態は良い方ではないかと思います。窓からスナッファーが見えるのは、好みが分かれるところかもしれませんが、地震に対応していることで、我が家でもメインで愛用しています。　英国の職人さんが開発した機械仕掛けの消火装置付きアラジン、レストア済みですが、半世紀近く経たものです。あまり細かいことを気にされない、おおらかな方のご購入をお待ちしています。